あなたがセラピストを目指したきっかけはなんですか?
自分や自分の家族がお世話になったことがあって憧れたり、
医療職に就きたくてだったり、
安定を求めてだったり、
それぞれ理由があると思います。
私は高校3年生の春に祖母が脳卒中で倒れて半年間のリハビリを受けたことがきっかけで
理学療法士という仕事があることを知りました。
建築士になろうとしていたところから進路を大転換。
大学生活を謳歌している同級生を見ながら、
羨ましいと思いながら、
必死になって勉強や実技の練習をしてきました。
働き始めても、一生勉強と言われて
職場に残って先輩に教えてもらったり勉強したりとしてきました。
その中でも、
わからないことが少しずつわかっていく
できなかったことが少しずつできるようになる
患者さんが元気になって喜んでくれる
そんな楽しさを見出すことができたので、結果的にこの仕事について良かったと思います。
セラピストを目指したきっかけがなんであれ、
実習にでたり就職したりできるのは、
中退したり国家試験に通らなかったりしなかったから。
つまり、かなり頑張ったからだと思います。
この”頑張る力”が私たちの武器になるのだと思います。
実習に行くとき、どんなことを不安に思いますか?
上手くできなくて怒られたらどうしよう。
質問されて答えられなかったらどうしよう。
そんなふうに、”学力や技術への不安”を持っている人が多いのではないでしょうか。
ですが、少なくとも私や私の周りの人は、そんなことは学生にはまだ求めていません。
それよりも、患者さんを良くする、ということに関しては
“必死であれ”
と思っています。
必死である、ということには人を元気にする力があると思います。
自分のことを必死に考えてくれる、何回も話しかけてくれる、それでも元気になるのです。
あなたが必死に実習を頑張っている姿すら、勇気を与えるのです。
あなたが悩んでいるときに励ましてくれる患者さんは、
誰かの役に立てたことで喜びを感じられるんです。
だから、実習生だから何もできないと思わずに、
必死に患者さんのことを考えて、よく観察して、
患者さんを良くしていって欲しいと思います。
その過程で学んだ知識や技術は、
国家試験でも就職した後にも役立つものになっていきますよ。